1年間の学習のまとめ
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私達チームイッパンは、「避難訓練を計画し、実施する」を目標に準備を進めてきました。

① 最初に避難訓練運営ゲーム(略してHUG)を行いま   した。
〈目的〉避難所の出来事や避難者対応を模擬体験する

     

このゲームは、避難者が次々と来るので、その対応を班の人達と協力をして解決していきました。

〇結論
 避難所は、避難者だけが来ると思っていたので、避難物資やテレビ局の対応をどうするかなどが悩みました。
 もし、自分達が避難所運営をする側になった時、避難者の不安や混乱を招かないように丁寧な対応を心がける事が大切ということがわかりました。

② 次に、防災士の髙島さんから話を聞く。
〈目的〉避難訓練の計画にあたっての注意事項や、行い      方を教えてもらう

   

   ・地震についての情報
   ・災害時のトイレについて
   ・髙島さんが行った避難訓練のやり方                        などを教えてもらいました。

〇結論
 私達が計画していた避難訓練をもっとよりよい物にするアドバイスをもらいました。
 防災は地震や津波だけでなく、台風や大雨などにも避難訓練が必要だとわかりました。
 地震や津波が起こった時、避難所は最初にトイレを 「使用不可」にすることが大切ということを知りました。
 
  髙島さんの話を聞いた時に、フィールドワークを行ってみてはどうかという案をいただいたので、実際にフィールドワークを行いました。

③ フィールドワークを行う
〈目的〉実際に歩いてみて、危ないところや安全なところ    を自分の目で確かめる。

    

和歌山商業高校からの避難先は和歌山県民文化全館ですが、和歌山市立今福小学校との合同避難訓練を計画していたので小学校まで歩き、海抜の高さを調べて、周辺住民の方々にインタビューを行いました。
 
     
  
[海抜]
・ポレポレはうす付近  4.2m
・今福小学校正門    5.7m
・今福小学校裏門    5.0m
・県営今福第2団地   5.8m

これらの海抜を平均した結果5.24mになりました。
南海トラフ地震の和歌山市の津波の想定の高さは   8mなのでさらに3m高い場所に逃げないといけないことが分かりました。

[インタビュー]
50代・女性
Q.避難場所は知っていますか
A.愛徳医療福祉センター、共同墓地、今福小学校、秋葉山
Q.大切にしていることは何ですか
A.電話「171」→家族の安否・災害状況
 家にいるときは逃げない→余計なケガを負うことがあ                  るから
 寝床には何も置かない→固定するのも良いが置か                   ないのが一番良い

30代・男性
Q.避難場所は知っていますか
A.県庁辺りの高台
Q.避難する際大切にしている事
A.物を取りに戻らない
 慌てないように心がけている
Q.避難用具の用意はしていますか
A.していない

幼稚園の先生
Q.避難場所はどこですか
A.地震の時は庭園
 津波の時は3階→今福小学校→マンションの上階
Q.大切にしている事は
A.子どもを全員避難できるよう先生が自分のクラスの子 を守る

〇結論
南海トラフ地震の津波の想定の高さは8mなので3m以上高い所に避難しなければいけないことがわかりまし  た。
インタビューを通じて、避難場所は知っているが、避難用具の用意やタンスや食器用具などの固定をしている人が少ないことが分かりました。

〇以後の対策
・家具の固定や避難用具の準備、避難経路の確認など  の準備を行う
・災害が行った時、避難訓練を思い出して、安全にすば やく逃げられるようにする
・自分が避難所を運営する側になった時、髙島さんに教  えていただいたことを思い出して丁寧に対応する
・防災の知識を増やすために、パソコンや実際に地震  や津波を体験した人に話を聞いて情報を集める
チームイッパン